栃木県那須塩原市は22日、市民や市内通勤・通学者を対象に、宿泊料の一部を補助する「リフレッシュ!宿泊キャンペーン」を開始した。市観光局が実施した新型コロナウイルスワクチンの職域接種が完了、宿泊施設で市民を受け入れる準備が整ったため。
同キャンペーンは第3弾。期間は12月31日のチェックインまでだが、予算(6千万円)に達した段階で終了する。
宿泊代が6千円以上の場合、大人5千円、子どもは3千円を値引きする。6千円未満は千円を自己負担とし、残額を値引き。「大人1人当たりの宿泊代が1万円以上のときは5千円で、宿泊代5千円の場合、千円で宿泊できる」という。
大人2人、子ども2人の4人家族で3750組(1万5千人)の利用を想定している。1グループ6人以内が条件で、チェックイン時には身分証明書やワクチン接種済証などを提示してもらう。
市は、(1)宿泊事業者への短期的な支援になる(2)市民に宿泊を促すことにより地元の魅力を知るきっかけになる(3)温泉宿に泊まることによって癒やしを得られる―の効果を見込んでいる。