栃木県はこのほど、2015(平成27)年の観光客入込数・宿泊数推定調査結果を発表した。それによると、観光客数は前年比3.9%増の9052万5千人で、「過去最高を更新し、初めて9千万人を突破した」(観光交流課)。
市町村別に見ると、宇都宮市の1470万1千人が最も多く、次いで日光市の1195万7千人、那須塩原市の990万人の順。
宿泊数は同5.1%増の827万7千人。「県全体としては東日本大震災前の10年を超える宿泊数となったが日光や那須塩原などではいまだ震災前の水準まで回復しておらず、地域差がある」(同)という。
市町村別では、日光市が352万1千人で、全体の42.5%を占めている。次いで、那須町、宇都宮市、那須塩原市と続く。
一方、外国人宿泊者数は同23.8%増の18万1千人となり、過去最高を更新した。国・地域別では台湾、中国、米国、タイ、韓国の順に多い。