東京と伊豆諸島などを結ぶ航路を運航する東海汽船はこのほど、離島好きの若い女性限定商品、島ガールツアーで初めて島根県の隠岐諸島を巡る商品を発売した。同社が定期航路外のツアーを造成するのは異例で、島ガールツアーとしては初の試み。
同じく「島ガール」をキーワードに誘客促進を図ってきた隠岐との交流から商品が生まれた。
ツアー期間は5月16日から18日の2泊3日。羽田から米子まで空路で移動し、境港から隠岐汽船で隠岐諸島の西ノ島町に向かう。初日の夜には、隠岐を好きになってもらおうと活動する「ロマンティック愛ランド委員会」を中心とした地元の若者たちとの交流会も予定されている。
世界ジオパークに認定された隠岐の摩天崖のウォーキングや遊覧船クルーズ、夜の隠岐神社参りなど、隠岐諸島を満喫できるメニューとなっている。料金は7万4800円で、最小催行人数は10人。
東海汽船が島ガールツアーを立ち上げたのは2010年12月。伊豆諸島の島々でハイキングや釣りなどを楽しむアクティブなツアーが中心で、首都圏在住の20〜40代を中心に好評を得てきた。隠岐ツアーをきっかけに5年目を迎えた島ガールブランドの全国展開を図っていく。
ツアーでは「壇鏡の滝」(隠岐の島町)の水を汲んで絶景の岬で「外カフェ」を楽しむ