東武旅連の市川会長、「本音の議論」を強調


あいさつする市川会長

あいさつする市川会長

 東武トラベル協定旅館連盟(700会員)は2月24日、11年度全国通常総会を東京・錦糸町の東武ホテルレバント東京で開いた。あいさつで市川捷次会長(ホテル一井)は「東武トラベルと我々旅連の本音の議論が大事だ」と強く訴えた。23年度事業も引き続き、相互の連携で進める業務推進委員会の活動を中心にして、東武トラベルの宿泊増売と会員への送客に結び付けたい方針だ。

 総会は隔年に、全員総会として開催。今回は155会員が出席。冒頭、市川会長は「お互いに本当の意味で良くなるよう本音で議論することが大事。東武グループの東京スカイツリーが完成するという明るい話題もあるので、ぜひ前向きに進んでいきたい」と語った。

 今年度の業務推進委員会では、東武トラベルのホームページでの会員宿泊施設の紹介▽寺院ポータルサイト「てら旅美人(たびびと)」への協力▽東京スカイツリーを誘客につなげる方策▽インバウンドへの対応などを議論し、有効策を検討する。

 東武トラベルの坂巻伸昭社長は、「ウインウインの関係を構築するためには、相手を知り、相手に何ができるかを考えた後、自分に何をもたらしてくれるかを考えること。業務推進委員会の検討はまさしくその出発点だ」と業務推進委員会の活動に期待を寄せた。

 そのほか事業として、販売促進支援のエリアキャンペーンを4月から12月まで沖縄を対象地域にして実施する。昨年好評だったインバウンド商談会を今年は9月に韓国・ソウルで開く予定。

 総会では本部役員の改選も行い、続投が決まった市川会長は「任期中、全力を尽くして頑張っていく」としたうえで改めて会員の協力を求めた。新任役員は常務理事の金谷譲児氏(鬼怒川金谷ホテル)、理事の佐々木富美男氏(知床プリンスホテル)、高塚悌治氏(潮来ホテル)、田中道夫氏(ホテル海望)の計4人。

あいさつする市川会長
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