東北観光推進機構はじめ東北6県の旅館女将や地元旅行業者らでつくるキャラバン隊が22日、国土交通省を訪問した。冬柴鐡三国土交通・観光立国担当相と面会し、6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震による風評被害を報告したほか、早急な被害対策を求める要望書を提出した。
女将らは、宿泊キャンセルが多数出ていることや秋以降の予約の低迷などの現状を報告。これに対し冬柴大臣は「女将さんががんばらなければ地域も踏ん張れない。東北は祭りなどすばらしいものがある。がんばってほしい」と激励し、8月に政府広報で岩手・宮城の観光PRを行い、風評被害払しょくの後押しをする意向を示した。
キャラバン隊は22、23日、風評被害払しょくキャンペーンを実施。在京のマスコミ各社や旅行会社を訪問し協力を求めたほか、有楽町駅前や各県のアンテナショップで観光パンフレットの配布などを行った。
東北の旅館女将らが冬柴大臣と面会