日本旅館協会東北支部連合会は10日、2020年3月の宿泊実態調査の結果をまとめた=表。東北6県の会員旅館100軒が回答。前年同月に比べて宿泊人員は50.3%減、売り上げは44.7%減となった。2月の宿泊人員はほぼ前年並みだったが、新型コロナウイルスの流行を受けて3月は大幅に減少した。
県別の宿泊人員は、前年同月比で青森県が55.6%減、岩手県が44.4%減、秋田県が50.8%減、宮城県が53.8%減、山形県が42.4%減、福島県が47.6%減だった。宿泊キャンセルやイベントの中止、旅行の見合わせなどで大きな落ち込みとなった。
1~3月累計の宿泊人員の前年同月比は、青森県と岩手県が各17%減、秋田県が21%減、宮城県が20%減、山形県が14%減、福島県が11%減。