国土交通省東北運輸局は、外国人留学生を東北の観光地に派遣し、魅力や現状をフェイスブックなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで海外に紹介してもらう事業を昨年度に続き開始した。東日本大震災で落ち込んだ外国人旅行者の回復につなげたい考えだ。
東北在住の外国人留学生が対象で、昨年度の160人を上回る210人が参加。派遣先は6地域。今月13、14日の男鹿市(秋田県)を皮切りに、11月中旬にかけて酒田市(山形県)、宮古市(岩手県)、いわき市(福島県)、弘前市(青森県)、気仙沼市(宮城県)を訪問してもらう。
事業名称は受け入れ環境整備サポーター派遣事業。ありのままの東北を海外に発信してもらうと同時に、観光案内の表示の問題点なども指摘してもらう。