東北観光推進機構(会長=高橋宏明・東北経済連合会会長)はこのほど、冬の東北観光をPRする広告事業を愛知県名古屋市と福岡県福岡市で始めた。いずれも松尾芭蕉の紀行文「おくのほそ道」をテーマに、東北各地の観光名所、旧跡の冬の風景を配した大型ポスターを掲出。中京圏、九州県の消費者に冬の東北旅行をアピールする。
同機構が中京圏以西の鉄道駅で広告事業を行うのは、8月の関西圏に続き2回目。
掲出するポスターは、名古屋版が縦約1メートル、横約3メートル。福岡版が縦約1メートル、横約6メートル。山形県の羽黒山五重塔や青森県の薬研温泉など、おくのほそ道に登場する場所の雪景色をデザイン。「もし、芭蕉が冬の季節に東北を訪れたら…」という設定のもと、雪道を行く芭蕉に思いをはせる内容となっている。
掲出場所は名古屋が金山総合駅の中央改札脇パネル。福岡が天神(西鉄福岡)駅1階通路。掲出期間は、名古屋が16〜29日、福岡が17〜30日。
名古屋に掲出するポスターのイメージ