
東京メトロは31日、鉄道車両の3DモデリングデータをNFTで販売する。
本データは実際の写真を基に制作しているため、普段は見ることのできない車両の屋根や底面等もリアルな質感を感じられるとともに、保有者限定コンテンツはより高精細に運転室内等の車内も再現されてVR等を用いて実際に車両に乗っているような体験もでき、無機質な3Dデータでは得られない新たな楽しみ方が可能となっています。鉄道ファンの皆様を中心に、新たなコレクションとしてお楽しみいただけるほか、NFTとして、Adam byGMOのマーケットでの個人間売買も可能です。
NFTの技術を活用することで、当社の貴重なデータを「世界にひとつのデジタルデータ」としてお客様にお届けできるようになりました。本事業を通して、鉄道ファンの方々を中心に、お客様に喜んでいただけるデジタルデータを販売し、お客様のニーズに合わせた新たな魅力、価値を提供してまいります。詳細につきましては、別紙のとおりです。
有楽町線・副都心線7000系3DモデリングデータのNFT販売 詳細
1「有楽町線・副都心線7000系3DモデリングデータNFT」について
現存する最後の有楽町線・副都心線7000系を、ホロラボが保有するレーザースキャンとフォトグラメトリの技術で3Dモデリングデータを制作し、快適なWEB表示を行えるようリバイスしたものをNFT※として販売いたします。
ご購入いただいた方はAdam byGMOの保有者限定コンテンツとして、3Dモデリングデータのフルデータを見ることができ、Adam byGMOの公式スマホアプリにおいてAR機能でもお楽しみいただけます。
※NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン):ブロックチェーン内に代替性のない固有の権利を持つIDと発行者情報、保有者情報等を記録し、映像・写真・音等のデジタルデータの唯一性、固有性を証明するのに加え、移転追跡可能なプログラムを活用してクリエイター及び保有者が二次流通以降の収益も上げられる仕組み。
2 販売対象
車体の企業ロゴ、車両側面のライン色が異なる有楽町線7000系の東京メトロバージョンと営団地下鉄バージョンがあり、それぞれの販売金額、販売個数、販売開始時期は以下のとおりです。また、保有者限定コンテンツは、高画質(フルデータ)、中画質、低画質をセットいたしますので、お使いのPCのスペックに合わせて3D閲覧ソフトでお楽しみください。
(1)有楽町線・副都心線7000系3Dモデリングデータ 東京メトロバージョン
①データ形式等
・NFT 約4Mb(glb)
・保有者限定コンテンツ(glb)高画質(フルデータ)、中画質、低画質
②販売数・販売金額
1,000個販売(ひとつ2,700円)
③販売開始時期
2023年1月31日(火)12:00~
(2)有楽町線7000系3Dモデリングデータ 営団地下鉄バージョン
①データ形式等
・NFT 約4Mb(glb)
・保有者限定コンテンツ(glb)高画質(フルデータ)、中画質、低画質
②販売数・販売金額
限定1個をオークション形式で販売(開始金額7,000円)
③販売開始時期
2023年1月31日(火)12:00~
3 購入方法
Adam byGMO(https://adam.jp/)にてご登録のうえ、クレジットカード、銀行振込、楽天ペイの決済手段により日本円でご購入いただけます。仮想通貨による決済はできません。
4 NFTトレーディングカード無料プレゼント企画(抽選)
2023年1月27日(金)12:00※1から無料のプレゼントNFT抽選企画を実施します。
東京メトロ公式Twitterに記載の、Adam byGMO内のプレゼント企画ホームページより、Adam byGMOへのご登録とプレゼント抽選のお申込みをいただき、ご当選された方には、東京メトロ全9路線の車両をデザインしたNFTトレーディングカードを1枚(各車両100個、合計900個)をプレゼントいたします。
※日程が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
5 有楽町線・副都心線7000系車両概要
有楽町線の開業に際し、当時の最新技術を採用して1974年に運用を開始、車体側面に有楽町線のラインカラーであるゴールドを配していました。電機子チョッパ制御を採用し、モーターに流れる電流を短時間で入り切りして走行速度を調整可能にしたほか、ブレーキをかけた際にモーターが発電した電気を架線に戻し、加速中の他列車に電気を送ることで効率的なブレーキ力を得る電力回生ブレーキも導入するなど、当時においても走行性能や省エネルギー性能を高めていました。さらに1997年にはVVVFインバータ制御に変更するなど一層省エネ性を高め、2008年の副都心線開業に合わせてブラウン・ゴールド・ホワイトのラインカラーにする等リニューアルを経ながら、2022年4月の営業運転終了まで、約48年間走り続けました。
今回販売するNFTでは、引退後唯一残っている7000系車両を撮影し、実物に忠実な3Dモデリングデータを制作しました。
6 NFTアートプロジェクト「CRYPTO METRO」概要
当社が保有する貴重なデータを歴史的に価値のあるアーカイブデータとして残し、将来に繋げることを目的に、NFT技術を活用した、NFTデータやアート等の販売事業を「CRYPTO METRO」(クリプトメトロ)として名付け、今後積極的に取り組んで参ります。
「CRYPTO METRO」ロゴ