東武タワースカイツリーと東武鉄道は17日、5月22日に開業する東京スカイツリー(東京都墨田区)の報道関係者向け内覧会を行った。この日は高さ450メートルにある「天望回廊」=写真=を初公開。高さ450メートルから望む東京中心部の眺めのほか、スカイツリーの中心をぐるりと取り囲むガラス張りの回廊と、同回廊を歩いて進むことで到達できる最高到達点「ソラカラポイント」などの見どころを紹介した。
内覧会では、チケットカウンターのある4階の入り口フロアから、高さ350メートルの「天望デッキ」までのエレベーター「天望シャトル」のほか、天望フロア内のレストランや土産店、地上をガラス越しに見下ろせる「ガラス床」などを披露した。
このうち天望回廊のソラカラポイントは、柱に公式キャラクターのソラカラちゃんが描かれ、記念撮影スポットとして利用できるようになっているほか、天井照明や音響効果を使い地上450メートルならではの浮遊感や地球の丸みなどを体感できるブースを設けている。
天望デッキ内のレストラン「Sky Restrant634(むさし)」は、夜景色が美しい南向きの窓に沿ってテーブルを配置。東京の伝統野菜と、東京に集まるバリエーション豊かな食材を組み合わせた新しい形の日本料理を提供する。ランチは4200円から、ディナーコースは1万2600円から、鉄板焼きコースは1万8900円から。予約は利用日の1カ月前から電話で受け付ける。
このほか内覧会では、各所に利用しているオリジナルの小紋「東京スカイツリーソラカラ小紋」や、内装デザインの中に、ソラカラちゃんのシルエットを紛れ込ませた「隠れソラカラ」など、来場者に楽しんでもらうためのさまざまな工夫なども紹介した。