朝日旅行(東京都港区、堀口昭社長)と朝日旅行協力会(佐藤好億会長・大丸あすなろ荘、542会員)は14日、静岡県熱海温泉のホテル大野屋で、企画懇談会を開いた。約40軒の会員旅館と朝日旅行の企画担当者が、新年度の旅行企画の方向性や地域の観光資源情報について直接意見を交わした。
懇談会は、会員を地域で3つに分け実施。各テーブルにそれぞれ同社の企画担当者が同席し、企画商品のあり方や、地域の課題などについて、会員施設の意見を聞くと同時に、情報交換を行った。
朝日旅行は協力会の会員施設に対し、独自に「企画相談日」を設定、東京と大阪の同社で旅行企画や観光情報について話し合う場を設けているが、各施設から個別に話を聞く場合、「地域全体の抱える課題や魅力を捉えにくかった」(同社)。そのため、昨年から東京以外で協力会総会を開き、併せて企画懇談会を実施している。
佐藤会長は「懇談会は今年の企画の方向性を、じっくり固めることができる重要な場。企画の担当者が時間を割いて参加してくれることも非常にありがたい」と話し、懇談会の実施の意義を強調した。
企画商品について議論した