有馬温泉里山再生プロジェクトとして、兵庫県が遊歩道や休憩所を整備した里山公園「有馬温泉癒しの森」(神戸市)で1日、ハイカーなど約100人が参加して、開設1周年記念式典が開かれた。主催は有馬町自治協議会、有馬温泉観光協会。
癒しの森は、有馬周辺に広がる六甲山系の自然が親しめ、ハイキングや森林浴など健康づくりの場となっている。同日は記念イベントとして、ノルディックウォーキング=写真=が行われた。
ノルディックウォーキングは、ポールを持って丘を歩くもので、北欧のスキーヤーのオフシーズンのトレーニングとしてはじまった。通常のウォーキングに比べエネルギー消費量が高くなることから、日本においても近年、エクササイズやフィットネスの1つとして普及している。
有馬温泉観光協会では、「温泉と健康」や「温泉と自然環境」テーマにした長期滞在に取り組んでいるが、こうした動きはテーマに合致するとして、10月の「体育の日」に試験的にノルディックウォーキング大会を開く予定。参加者の反応が良ければ協会イベントとして定着させたい意向だ。