
有馬川親水広場のステージ
江戸時代から桜の名所として知られる兵庫県の有馬温泉で、恒例の「有馬さくらまつり」が11日から14日まで開催された。期間中は、昼の部として有馬川親水広場で、歌謡ショーや芸妓踊りなどが催されたほか、12〜14日には善福寺で夜桜茶会が開かれた。
11日の歌謡ショーには、有馬温泉で歌手の修業をし、今年1月には同地ゆかりの新曲「有馬川」を発売した演歌歌手の鏡五郎さんが登場。鏡さんは歌の合間には、修業時代を振り返りながら、当時のエピソードを紹介した。また、急きょ「有馬川」を歌うのど自慢大会が開かれ、一般客に混ざって有馬温泉観光協会の當谷正幸会長が参加。「有馬川」を熱唱し会場を沸かせた。
有馬温泉では、4月から6月まで開催されている兵庫DCに併せて、土・日曜、祝日に無料の有馬温泉周遊ガイドツアーを実施している。
また新たに芸妓変身体験と「湯元・窯元・お膝元バス」運行もスタートした。芸妓変身体験は、現役の有馬芸妓が着付けとメイクをしてくれる。変身後は温泉街を散策できる。費用は1万2千円で、体験時間は約2時間。
「湯元・窯元・お膝元バス」は、神戸と有馬温泉、丹波エリアを結ぶ着地型の旅行商品となっており、神戸と有馬温泉の宿泊客が日帰りで丹波焼陶芸体験(実費必要)や篠山城散策が楽しめる。神戸発着1人5500円、有馬温泉発着が4千円となっている。

有馬川親水広場のステージ