最優秀賞に「宿泊業における防災対策のブランディング化」 タップの観光論文コンテスト

  • 2021年11月11日

タップアワードの選考会

 ホテル・旅館専門の総合エンジニアリング会社のタップ(東京都江東区)は、宿泊・観光業の発展に寄与する優れた提言や論文を顕彰する論文コンテスト「第14回タップアワード」を実施した。最優秀賞(賞金50万円)には、前林明日香氏(兵庫県立大学大学院・減災復興政策研究科博士後期課程)の「災害時における『非日常』から『日常』への転換~宿泊業における防災対策のブランディング化~」が、審査員奨励賞(賞金20万円)には、朱玟奎氏・金建佑氏・黄子鋭氏(武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科1年)の「顧客から行われる宿泊空間の再発見~顧客がデザイナーになる空間を売る~」がそれぞれ選ばれた。

 14回目となるアワードの応募総数は62件。募集期間は5月6日から9月5日で、選考委員(委員長=久保成人氏・元観光庁長官、東京空港交通相談役)による選考会を10月18日、帝国ホテル東京で実施した。選考委員は久保氏の他に、原信造氏(タップユーザー会会長、ホテルニューグランド代表取締役会長兼社長)、鈴木昭久氏(日本観光振興協会副理事長)、岡﨑威生氏(琉球大学工学部工学科知能情報コース教授)、浅生亜也氏(サヴィーコレクティブ代表取締役)、永山泉水氏(鷲羽山下電ホテル・ゆのごう美春閣女将)、杉本一郎氏(時事通信社取締役)が務めた。

 原選考委員は最優秀賞受賞論文について「コロナ禍により、人々の安全安心に対する関心が高まった今こそ、防災への取り組みをブランド化していくべきだという提言には説得力がある。今後、地震をはじめとした災害が日本を襲う確率は高いが、その災害に対して実は宿泊業界は大きなポテンシャルを持っているということに気づかせてくれた」と賛辞を送った。

 審査員奨励賞受賞論文の内容は、ホテルの専用アプリを通じて予約客が自ら部屋のインテリアをデザインするという斬新な提案。浅生選考委員は「新規予約のたびに家具の搬出入が必要となるなど、実現可能性の面で悩みはあるが、アイデアが面白い。日本の旅館ホテルは『日本の体験メディア』というのが私の持論。泊まることを旅行の一部ではなく、旅行の目的にしてしまうというのは、宿泊施設が供給過多の時代に生き残るためのヒントの一つだ」と評価した。


タップアワードの選考会

 
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