内閣府はこのほど、景気ウォッチャー調査の10月分を公表した。同月の景気の現状判断DI(季節調整値)は前月比1.5ポイント増の49.9。サービスや飲食関連のDIが上昇した。観光関係者から「全国旅行支援の開始で需要増が顕著に」などとする一方、支援終了後の反動を懸念する声もある。
DIは地域の景気を観察できる業種の人々に3カ月前と比較した景気の現状、2~3カ月先の景気の先行きについて、「良い」「どちらともいえない」「やや悪い」など5段階で判断してもらい、結果を数値化したもの。
現状判断DIは家計動向関連のサービス関連が同6.5ポイント増の56.8、飲食関連が同4.3ポイント増の61.0と上昇。小売関連も同1.2ポイント増の48.8と上昇した。
先行き判断DIは同2.8ポイント減の46.4。家計動向関連のうち、サービス関連、飲食関連、小売関連が低下。住宅関連が上昇した。
景気判断理由の主な回答は次の通り。
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