昭和リース、カプセルホテルのナインアワーズとの業務提携を発表



 昭和リースは、カプセルホテルを展開するナインアワーズとの業務提携を発表した。

 昭和リース株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:清谷清弘、以下「昭和リース」)と株式会社ナインアワーズ(本社:東京都港区、代表取締役ファウンダー 油井啓祐/代表取締役CEO:松井隆浩、以下「ナインアワーズ」)は、ナインアワーズの運営する宿泊施設の新規出店に対するファイナンス支援に関する業務提携契約を2017 年7 月28 日付で締結いたしました。

 ナインアワーズは、都市型トランジットサービスという新しい滞在価値の提供を目指して、新しいタイプのカプセルホテルによる、24 時間いつでも利用可能な宿泊・短時間滞在サービスを展開しています。

 今般の業務提携に基づき、ナインアワーズが出店する施設向けに設立する合同会社(以下「当該ファンド」)に対して、昭和リースは匿名組合出資によるファイナンス支援を行います。

 このスキームでは、合同会社の投資対象は不動産を含めた施設となりますが、不動産については所有権の他、借地権も取得の対象とするのが特徴です。このため、このスキームのプログラム化により、安定的な資金の確保に加え、幅広い資産の事業化が可能となり、ナインアワーズの新規出店の加速が期待されます。

 また、ナインアワーズでは、このスキームを活用して、当面10 案件程度、総投資金額にして100 億円程度の出店を目標としています。なお、当該ファンドのアセットマネジメント業務は不動産仲介大手、三幸エステート株式会社の100%子会社である三幸オフィスマネジメント株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:御代 元)が担う予定です。

 ナインアワーズは、必要のない機能をそぎ落とし、睡眠、シャワーといった重要な機能には最高品質を提供するというコンセプトのもと、一号店を2009 年に京都に開設して以来、2017 年7 月末までに東京都内などに5 施設を開業し、国内はもとより海外の旅行者からも高い評価を得ています。

 東京オリンピックを始めとする観光需要の高まりやインバウンド需要の急増を背景に、都市部ではホテルや宿泊施設の不足が指摘されています。ナインアワーズでは、新しい宿泊機能を提供することで、2020 年までに既存店舗を含めた国内店舗数を50 件程度まで拡大し、オンリーワンの都市型トランジットサービスとしての地位を確実なものとしていく方針です。

昭和リースについて
 当社は1969 年の設立以来、総合リース会社として全国の多くのお客様にご愛顧いただいてまいりました。

 近年では、各分野において高い専門性を持つ企業とのアライアンスにより、分野や市場に特化した営業を推進しております。2016 年度よりスタートした3 ヵ年の中期経営計画では、「新分野・成長産業ビジネス」を戦略分野のひとつとして掲げており、日本経済の一層の活性化と、社会的課題の解決に寄与すべく、新生銀行グループやパートナー企業様との連携により、お客様にとって利便性の高いサービスを追求してまいります。本提携もその一環であり、増加するインバウンド需要、ニュービジネス育成にも積極的に取り組んでまいります。

ナインアワーズについて
 出張や旅行、あるいは残業。都市の宿泊に必要な機能とはなんでしょうか。古い一日から、新しい一日へのリセット。そこには、3 つの基本動作が存在します。汗を洗い流す。眠る。身支度をする。

 私たちは、この3 つの行為を時間に置き換え、1h(汗を洗い流す)+7h (眠る)+1h(身支度)としました。

 この最もシンプルな宿泊の概念を基に、[9h] は都市生活にジャストフィットする宿泊の機能と、世界に類を見ない新しい滞在価値を提供します。

 
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