日観協、1ウイークキャンペーンを開始


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 日本観光振興協会は20日、今年度の「1ウイークバカンス」キャンペーンをスタートしたと発表した。夏休みに合わせ、開始時期をこれまでより2カ月前倒し、初めて7月スタートとした。「より多くの人が最低1週間程度の長期連続休暇を取得、活用して長期旅行(長旅)に出かける気運を盛り上げたい」(委員会事務局)と意気込む。

 同キャンペーンは国内旅行活性化(休暇改革)事業の柱。来年3月まで実施する。観光庁や厚生労働省、経済産業省、旅行業団体などが後援している。

 キャッチフレーズは「1年1度は、長旅へ。」。お馴染みの一休さんをモチーフにしたキャンペーンキャラクターを使ったポスターやロゴマークを作り、会員地域・企業・団体の事業所や観光関連施設、旅行会社、交通機関、宿泊施設などに掲出する。

 また、昨年8月に開設した1ウイークバカンスウェブサイトを全面リニューアルした。これまでの会員企業を中心としたお勧めツアー、宿泊プランの共同PR、サイト上での参加型イベント開催に加え、全国の観光地域が参画するコンテンツを新たに作った。

 具体的には、(1)各地の観光ポスターやイベントカレンダーを紹介する観光ポスターギャラリー「ミテイコ」の設置(2)フェイスブック「1ウイークバカンス」ページの開設──など。

 ミテイコについては「日本最大級の電子チラシポータルサイト、shufoo(運営は凸版印刷)とコラボした全く新しい企画で、全国401万人のshufooユーザーのパソコンやスマートフォンにもポスターを直接届けることができる」(同)という。

 キャンペーンイベントでは2回目となる「旅行川柳コンテスト」(8月20日から作品募集予定)やプレゼントアンケートなどを行う。

 旅行会社や宿泊施設、交通機関もキャンペーンに合わせた商品を造成、販売する。近畿日本ツーリストは往復のアクセスと現地宿泊を自由に組み合わせて、自分だけの、自分らしい旅を作ることができる商品、メイト「マルコポーロ」を北海道、九州、沖縄の3方面で設定する。最長9泊10日までの旅を作ることができる。

 プリンスホテルは夏休みの長期化を見込み、連泊やロングステイプランを各ホテルで販売。「3泊以上から最大30連泊まで、湯治を兼ねるホテルプランもある」という。

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