日本郵政、かんぽの宿の旗艦施設「JPリゾート伊豆高原」開業


水盤テラス

 日本郵政(東京都千代田区)は1日、宿泊事業「かんぽの宿」のフラッグシップ施設「JPリゾート伊豆高原」(静岡県伊東市八幡野)を開業した。「かんぽの宿伊豆高原」を大規模リニューアルした。日本郵政は2018年から3年計画で、かんぽの宿全33施設のリニューアルを順次進めており、今回はその最上級グレード「JPリゾート」の名を冠する施設が初めて完成した。

 全55室で相模湾から伊豆大島など伊豆諸島を望むオーシャンビューを堪能できる。うち22室は温泉半露天風呂付きのプレミアムルームとした。介護機能が付いた貸し切り露天風呂や、ユニバーサールツインルーム3室も備え、バリアフリーにもきめ細かく対応している。

 開業に先立つ3月25日に開かれたオープニングセレモニーには伊東市の小野達也市長、伊東市観光協会の稲葉明久会長らが出席した。小野市長は「伊東市は、大室山や城ケ崎海岸、博物館など、本市独自の自然や文化を体験していただくことで滞在を延ばす『滞在型リフレッシュリゾート地』を目指している。本施設が伊豆高原地域の発展の起爆剤となることを期待している」とあいさつ。稲葉会長は「伊東温泉の旅館組合には約60施設が加盟しており、かんぽの宿さんもリニューアル前から会員として共に活動していただいている。今後もさまざまな場面で連携し、一緒に伊東市を盛り上げてほしい」と祝辞を述べた。

 JPリゾート伊豆高原のリニューアルコンセプトは「本物を磨く、上質な宿」。高台に位置し、ロビーからつながる水盤テラスや各客室、露天風呂、ライブキッチン付きのレストランの全てから相模湾の大パノラマを見渡すことができる温泉リゾートホテルとして生まれ変わった。

 ロビーでは午後7時から30分程度のトークイベントを無料で実施。地元のジオガイドや観光施設などが日替わりで伊豆高原の魅力を伝える。少人数制の「JPリゾート伊豆高原オリジナルツアー」も予定している。


外観

水盤テラス

客室

露天風呂

 
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