otomoなどと連携
日本旅館協会東京都支部(石井敏子支部長)は、海外に旅館の魅力を発信するプロジェクトを推進している。訪日外国人旅行者向けのプライベートツアー事業などを運営するotomo(東京都文京区)、デジタルマーケティングなどを手掛けるスパイスボックス(東京都港区)と連携。ガイドの養成などを通じて旅館の周辺地域でツアープランを造成し、観光周遊を促す。
プロジェクトの一環として、インバウンドガイド講座を11月に開催する。会場は東京都新宿区のかどやホテル。インバウンドガイド協会(会長・久保成人日本観光振興協会理事長)が開催に協力する。
講座の対象者は、日常会話以上の日本語と外国語スキルを持つ人。講座は2日間(計6時間)の単位で計4回行う。募集定員は各回25人で計100人。参加は無料。otomoのホームページで23日まで応募を受け付けている。
プロジェクトは2017年にスタート。19年からotomoが参画した。訪日外国人旅行者と地域をつなぐ観光の拠点として旅館を位置付け、旅館のブランディングを目指す。
地域にガイドを育成し、旅館周辺地域のオリジナルツアープランを造成する。今後、試験的なツアーの実施も計画している。外国人インフルエンサーなどの協力を得て海外へも情報発信する。