2022年の日本人の国内旅行消費額は、21年比87.2%増の17兆1929億円となった。観光庁が4月28日に発表した旅行・観光消費動向調査の確報値。2月15日に発表された速報値から数値が変更された。コロナ禍の影響を大きく受けた20年の9兆9738億円、21年の9兆1835億円からは回復が進んだが、コロナ前の19年の21兆9312億円と比較すると21.6%の減少だった。
旅行・観光消費動向調査は、サービスや商品を購入する消費者側に立った統計。観光、帰省、業務など旅行目的は問わない。国内居住者に調査票を送付し、旅行回数や消費額を把握、全体を推計している。コロナ禍に伴って国や都道府県、市町村が実施する旅行費用割引などの支援金額は除外して集計されている。
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