グループの調理人96人が参加
「濃厚ブイヤベースおでん」が1位
ホテル森の風などを展開する日本ハウス・ホテル&リゾート(阿部孝二社長)は10日、今年2回目となる「第16回ホテルグループ料理コンテスト」を栃木県のホテル森の風那須で開いた。同コンテストは、年に2回開催。今回のテーマは「心も体も温まる料理」。最優秀賞にホテル森の風鶯宿(岩手県)の谷地洋一郎氏による「濃厚ブイヤベースおでん チーズ味噌(みそ)添え」を選出した。
コンテストはグループホテルに勤務する調理人に出場希望を募り、今回は、19歳の新入社員から管理職までの総勢96人のエントリーがあり、過去最多の応募数となった。
常務でグループ総料理長の相澤敬一氏と各ホテルの総料理長による書類審査の上、6人の候補者が選出された。
当日は、出品者1人当たり約8分の持ち時間でそれぞれの料理をプレゼン。見栄え、味、アイデア、テーマ性、商品化の可能性の各5項目を各10点満点で評価した。審査は、阿部社長をはじめマスコミ関係者らが務めた。
最優秀賞のほか、優秀賞、特別賞を選出。優秀賞は、ホテル森の風鶯宿の笠井紗希氏による「秋鮭のムニエルとカリフラワーのポタージュ オランデーズソースを添えて」。特別賞は、ホテル森の風・ホテル四季の館那須の大井七海氏による「オランジェット風カルツォーネ」だった。
最優秀賞の谷地氏による料理は、「今回のテーマにマッチしており、一般的な『おでん』の枠にとらわれることなく、ブイヤベース、チーズ味噌などの意外性と、自身が鍋に、くしを入れて食べられる楽しみ」が評価された。
2021年には、同ホテルグループ五つ目となるリゾートホテルが箱根に開業する。「これから、ますます拡大していく当ホテルグループの未来の料理長を、料理コンテストを通じて育成していく」と同社。
「濃厚ブイヤベースおでん チーズ味噌添え」(ホテル森の風鶯宿・谷地洋一郎氏作)
表彰式の様子