旅館協会北海道、1月の宿泊人員78%減 


売り上げは63%減

 日本旅館協会北海道支部連合会は2月10日、宿泊実績調査の1月の結果を発表した=表。対象施設119軒のうち106軒が回答。前年同月比で宿泊人員は77.7%減、売り上げは63.4%減となった。新型コロナウイルス感染者数増加に伴う緊急事態宣言の発出、Go Toトラベルキャンペーンの一時停止により、売り上げは前年同月比約6割減と大きく落ち込んだ。

 宿泊人員の月別の前年同月比は、9月が35.2%減、10月が15.5%減、11月が17.9%減、12月が62.1%減で推移していた。

 1月の宿泊人員の内訳は、訪日客は入国制限などが続き前年同月比99.9%減、国内客は同66.2%減だった。Go Toトラベルキャンペーンと道民限定の宿泊割引事業「どうみん割」が一時停止し、前月から予約が急減し、キャンセルが急増。1月13日に政府が11都府県を対象に緊急事態宣言を発出すると、道内への人の動きがさらに鈍り、休館措置を取る会員施設も多かった。

 回答旅館からは、1月の動向について次のような声が上がった。

 「Go Toトラベルの一時停止、緊急事態宣言の延長の影響が大きく、2月は週末の営業となる」

 「緊急事態宣言発出を受け、GW前まで休館を決定」

 「悪天候のため、交通機関の乱れや欠航などが多かった」

 「年末年始は例年並みに集客できていた分、悔しい」

 「ビジネスのお客さまがメインになってきている」

 「イベントや海外利用がなく、大幅な売り上げ減」

 「年末年始、週末は入るが、平日はまだまだ弱い」

 「アルペンスキーの合宿が大多数」

 

 
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