旅館・ホテルの景気DI、5ヵ月連続最下位

  • 2021年5月27日

 帝国データバンクはこのほど、全国企業対象の景気動向等調査の4月分を公表した。同月の旅館・ホテルの景気DI(0~100、50が判断の分かれ目)は前月比2.3ポイント減の8.6。5カ月連続でDIが全51業種中の最下位となった。一方、全業種計は0.3ポイント増の38.3と、3カ月連続で改善した。「今後の景気は一時的な落ち込みもみられるが、緩やかに上向いて推移するとみられる」(同社)。

 旅館・ホテルのDIは、新型コロナウイルスが感染拡大した昨年3月から6カ月連続で1桁台。政府のGo Toトラベル事業開始後の9月に2桁台(12.4)に回復。同事業が本格化した10、11月にそれぞれ27.2、28.8まで回復したが、同事業の停止に伴い急落。今年1月に3.4と、再び1桁台に落ち込むなど低水準が続いている。

 DIは旅館・ホテルを含めたサービス業が悪化、製造業が改善するなど動きが二極化している。51の業種別に見ると、20業種で悪化。このうち半数の10業種が旅館・ホテル、飲食店などサービス関連業種だった。半面、製造関連は12業種中、悪化は輸送用機械・器具製造のみだった。

 10の地域別では、8地域が改善。近畿と四国の2業種が悪化した。近畿は域内2府4県全てが悪化し、特に旅館・ホテル、娯楽サービスが落ち込んだ。

 景況感に関する企業の主な声は次の通り。

 「まん延防止等重点措置の発出以降、新型コロナウイルスの新規感染者数の増加に伴い予約が急減。売り上げが立たない状況に逆戻りしている」(現在、悪い、旅館)。

 「飲食店やホテルなどが営業を停止している」(現在、悪い、果実小売)。

 「新型コロナウイルスの影響で業界は壊滅状態」(現在、悪い、国内旅行)。

 「まん延防止等重点措置や緊急事態宣言でリモートワークが増え、夜の外出が減少している」(現在、悪い、一般貸切旅客自動車運送)。

 「新型コロナウイルスにより、企業の業務形態の変更やスポーツなどさまざまなイベントの人数制限が影響を及ぼしている」(現在、悪い、一般乗用旅客自動車運送)。

 「新型コロナウイルスにより、人の移動の制限が一定期間続く」(先行き、悪い、定期航空運送)。

 「効果はまだ未定であるものの、ワクチン接種が一定程度行き渡ることにより、感染者数の減少が見込める」(先行き、良い、国内旅行)。

 「ワクチン接種によって、観光地でも人足が増える」(先行き、良い、生鮮魚介卸売)。

 
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