帝国データバンクによると、今年10月のホテル・旅館経営業者の倒産は15件、負債総額は104億3800万円だった。件数は前月比11件、前年同月比4件、それぞれ増加し、今年最悪を記録した。負債総額は前月比86億9500万円、前年同月比3億9200万円のそれぞれ増加で、今年6番目の高水準となった。件数、負債総額とも前月と前年同月を上回る厳しい状況となっている。
倒産件数が10件以上の2ケタを数えるのは2カ月ぶり。2ケタ倒産は今年に入り3、5〜8月に続いて6回目で、前年同期の5回より多い。
負債総額は2カ月ぶりの100億円超え。今年に入り100億円の大台を超えたのは1、3〜5、8月に続いて6回目で、前年同期の4回より多い。
1月からの累計は、件数が前年同期比15件増の103件。負債総額が同37億1700万円減の1253億5千万円。