近畿日本ツーリスト(KNT)とトップツアーはこのほど、国内修学旅行がインフルエンザで中止もしくは延期になった場合に旅行取消料などを補償する「国内修学旅行インフルエンザキャンセル費用保険」の取り扱いを始めた。旅行キャンセル時の、保護者の経済的負担を軽減することを目的とした商品。両社が東京海上日動火災保険と協力して開発した。
インフルエンザによる修学旅行の中止、延期で発生する取消料を担保する保険は初めて。昨年の新型インフルエンザ流行時に、修学旅行の中止、延期に伴う取消料の費用負担が問題になったことから開発、取り扱いに至った。
保険の対象となるのは、学校行事として教職員が引率する、学年以上の単位で生徒が参加する旅行。
新型、季節性問わずインフルエンザ感染者が発生し、修学旅行がキャンセル料などが必要となる期間に中止もしくは延期を余儀なくされた場合、旅行取消料などの損害料のうち50%を、保険金として学校に支払う。
3月1日以降出発の修学旅行から販売する。保険受付は旅行出発予定日の60〜41日前まで。保険料率は旅行代金の4.4%。