4~6月の日本人国内旅行の動向
観光庁が17日に発表した旅行・観光消費動向調査の速報値で、2022年4~6月期の日本人の国内旅行消費額は4兆4190億円となった。新型コロナウイルスの流行が始まった20年1~3月期以降では四半期として最高額。3年ぶりに行動制限のないゴールデンウイーク(GW)となるなど感染状況が比較的落ち着いていた時期で、21年同期比は138.1%増と約2.4倍になった。しかし、コロナ禍前の19年同期比では26.3%減で本格的な回復には至らなかった。
旅行・観光消費動向調査は、サービスや商品を購入する消費者側に立った統計。消費額は観光、帰省、業務などの旅行目的を問わない全体額。また、「県民割」事業をはじめ、国、都道府県、市町村が実施する旅行費用割引などの支援額は除外して集計されている。
22年4~6月期の消費額の内訳は、宿泊旅行が3兆4364億円で21年同期比173.1%増、19年同期比24.5%減。日帰り旅行が9827億円で21年同期比64.5%増、19年同期比31.8%減となった。
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