マークの認知度向上へPR
「消費者守り、安全・安心な旅行選択の一助に」
旅行業公正取引協議会は11月4、5日、一般消費者に向けて協議会ロゴマークをPRするイベントを羽田空港第1ターミナルで開いた。旅行選択の参考となる八つのポイントを記した冊子の配布や、旅行背景をバックにした合成写真をプレゼントする写真撮影会を実施。マークを表示する旅行会社が安全、安心な旅を提供していることの認知向上を図る。
同協議会は、旅行の広告・表示や景品提供について、消費者庁・公正取引委員会の認定を受けて自主ルール(公正競争規約)を制定、運用し、消費者の選択と旅行会社間の公正な競争の確保の活動をしている。
今回のイベントの意義について、同協議会の袋井等事務局長は「公正競争規約は厳格なルールの上、成り立っている。日本工業規約を表すJISマークや日本農林規格の条件を満たす製品に付けられているJASマークの認知度は高いが、旅行業にも同様に消費者を守るルールがあることを知ってもらい、安全、安心な旅行選択の一助としたい」と話す。
イベントには、旅前の旅行客などが多数参加。参加者からは「これから金沢に娘に会いに行く。マークのことは知らなかったが、今後はマークがあれば安心な旅行を提供する会社であることを判断できる」などの声が上がった。
PRする袋井事務局長