日本観光振興協会が11月に東京都内で開催する「旅フェア日本2012」の概要が9日までに固まった。従来のパネル展示やパンフレット配布が中心の「規模の大きな展示会」(日観協)から、五感に訴えるコンテンツをそろえることで来場を促し、会場では旅を感じられる体験プログラムの展開により「実際の旅へいざなうことを目指す」としている。
旅フェア日本は11月9日から3日間、サンシャインシティ(東京都豊島区)をメーン会場に開催する。JRや私鉄の各駅や都内にあるアンテナショップなどをサテライト会場として設定し、都心部を舞台にさまざまな仕掛けを用意。
また、SuicaやPASUMOなどのICカードを入場料や各種物販の決済に活用するほか、それを利用したタッチラリーを実施し、回遊性を高める。
地域の魅力を確実に伝えるため、「ウインターリゾート」「東北観光」「お腹まんぷく」「日本のくつろぎ」など6エリアを設ける。例えば、東北観光では復興支援を視野に、観光情報、イベント、体験など「東北地域の出展者と協力して魅力を発信する」という。