帝国データバンクは5月、新型コロナウイルス感染症に対する企業の意識調査を行った。「業績へ既にマイナスの影響がある企業」が前月比5.9ポイント増の62.8%で2月の調査開始以来最高となった。「今後マイナスの影響がある企業」は同8.5ポイント減23.3%。9割近くの企業が2カ月連続で業績へのマイナスを実感している。
マイナスの影響がある企業割合を業種別に見ると、「旅館・ホテル」が2カ月連続、「家具類小売」が3カ月連続で100%となった。以下、「繊維・繊維製品・服飾品小売」が2カ月連続で97.1%、「娯楽サービス」が同1.6ポイント増の96.8%で続く。
プラスの影響がある企業は同0.1ポイント増の2.8%。業種別に見ると、「各種商品小売」が31.3%で最も多い。以下、「飲食料品小売」が20.3%、「飲食料品・飼料製造」が11.6%、「飲食料品卸売」が6.8%と続き、食料品を取り扱う業種が上位に並んだ。