青森県十和田市焼山地区の十和田湖温泉郷旅館組合(堀向直子組合長)は1日、温泉地名を「十和田湖温泉郷」から「奥入瀬渓流温泉」に名称を変えた。温泉地の入り口に設置しているアーチ看板を刷新するほか、温泉地の統一感を出すために新たなロゴマークを作成。国内外に温泉地の名前、魅力を発信し、誘客を拡大する。
奥入瀬渓流温泉への名称の変更は、昨年7月に発表。十和田湖温泉郷の名前を約半世紀にわたり使用してきたが、実際に十和田湖より奥入瀬渓流の方が立地的に近いことや、東京五輪・パラリンピックを前に奥入瀬渓流の名前で国外に売り込むことを目的に決めた。
十和田奥入瀬観光機構の担当者は「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で臨時休館を行うなど、宿泊施設や飲食店、土産物屋などに影響が出ている。新たな名前をシンボルに集客を図っていく」と話す。
温泉街入り口のアーチ(十和田湖奥入瀬観光機構提供)