
観光庁、文化庁は11月18日、5月に施行された文化観光推進法に基づき策定された各地域の文化観光の振興に関する計画として、十和田市現代美術館(青森県)、和倉温泉お祭り会館(石川県)などの15件を認定した。文化観光を通じて国内外の旅行者を誘致し、地域の活性化を目指す。認定計画数は合計25件になった。
文化施設の設置者は、DMOや観光協会、旅行会社などと共同で、文化観光拠点施設としての機能強化に向けた拠点計画を策定。また、都道府県、市町村は単独、または文化施設、DMO、観光協会、旅行会社、地域の関係者などと組織する協議会として、文化観光拠点施設を中核とした地域計画を策定できる。
今回の認定では、拠点計画として、十和田市現代美術館、和倉温泉お祭り会館など11件。地域計画として、十日町市博物館や越後松之山「森の学校」キョロロなどを含む地域計画(新潟県)など4件を認定した。
国や国立博物館は、計画の認定を受けた文化施設や自治体に助言を行うほか、国などが所有する文化財を文化観光拠点施設で公開するなどの協力を行う。訪日外国人旅行者の誘致では、日本政府観光局(JNTO)がプロモーションで協力する。