文化庁は3月27日、京都庁舎での業務を開始した。同庁の移転は東京一極集中の是正や日本全国の文化の力による地方創生、地域の多様な文化の掘り起こしや磨き上げによる文化芸術の振興などを目的としたプロジェクトで、中央省庁の本庁移転は明治以来初めて。
文化庁では移転を契機に、文化庁長官の下に「食文化推進本部」「文化観光推進本部」を設置。大阪・関西万博も視野に入れつつ取組を強化するとともに、各地域と連携しながら、日本の文化芸術の魅力を国内外に広く発信していく方針。27日から文化庁長官をはじめとする一部職員が京都庁舎に入っており、残る職員は5月15日から業務を開始する予定だ。
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