感染症対策で認定制度開始 土湯温泉観光協会 

  • 2020年6月9日

「つちゆKEEP」認定証

 福島市の土湯温泉観光協会は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、観光客が安心して過ごせるよう、宿泊施設などを対象にした感染症対策の認定制度を設け、6月1日からスタートした。温泉街の活気を取り戻す「つちゆ黎明(れいめい)プロジェクト」の一環で、段階的に誘客を図る新事業も展開する。

 認定制度「つちゆKEEP」は全旅連などが策定したガイドラインに基づき、独自に10カ条の基準を設けた。「コロナ時代に対応した観光地づくりに“オール土湯”で取り組んでいる姿勢を内外に示すことで、訪れるお客さまに安心安全をアピールする」と観光協会。

 10カ条には「体に触れないデジタル化の推進」「心に触れる新しいおもてなし様式の研究」など収束後を見据えた顧客サービスの在り方も盛り込んでいる。

 10カ条を約束事として取り組む宿泊施設や飲食店などには、土湯こけしをモチーフにしたマスコットキャラクター「きぼっこちゃん」をあしらった認定証を交付。認定証には10カ条が書かれており、感染症対策に取り組んでいることをアピールしている。

 一方、プロジェクトは(1)密閉にエール「今こそ磐梯朝日国立公園の温泉に出かけよう」(2)密集にエール「今こそふたり旅・家族を楽しもう」(3)密接にエール「今こそひとり遊びを極めよう」―をコンセプトに展開。

 具体的には、6月から4段階での実施を計画。まず6月8~21日の期間、医療従事者など社会に不可欠な仕事に携わっている県内の「エッセンシャルワーカー」を対象に、1日20組限定で日帰り入浴を無料開放する。入浴施設の入浴料は観光協会が全額補助するという。

 第2弾は7月20日~8月23日。宿泊施設や商店、飲食店が地元紙・福島民友とタイアップし、県民を対象にした宿泊プランや商品開発を行う。

 9~11月の第3弾では「日本の皆さまにエールを」と称し、県外からの観光客も視野に入れた取り組みを行い、第4弾は外国人旅行者にスポットを当てる。

私とお客様との約束事10ヵ条

 (1)毎日の健康チェック

 事業者、お客様、関係業者ともに体温測定を含む「日々の健康状態」について留意するもの。ただし、お客様に対する入館・入店時の体温測定を強制するものではない。

 (2)あらゆるシーンでのソーシャルディスタンス

 事業者、お客様、関係業者が相互(同士)に交流する間隔を可能な限り2メートル以上離す努力をする。ただし2メートルの間隔を保てなければ認定不可という主旨のものではない。

 (3)マスクの着用と咳(せき)エチケットの徹底

 (4)手指消毒設備の設置と定期的な手指消毒

 規模に応じ、メイン玄関や屋内施設ごとの出入口等に、アルコール消毒液や次亜塩素酸水等を設置し、入館・入店時はもちろん屋内における定期的な手指消毒に努める。

 (5)手を触れる設備や備品類の定期的な消毒

 頻繁に手を触れる手摺(す)りやドアノブ等の設備や備品等の定期消毒に努める。

 (6)イン・アウト時の密防止(カーテン設置等)

 チェックインやお会計時の混雑や相互距離に意を用いる。可能であれば、対面する場所や近接する場所には、クリアカーテンや足マーク等の設置に努める。

 (7)集会エリアの密防止(分散・個別化)

 宴会場や大浴場などでは、入場制限などの分散化や食事の個別化等に努める。

 (8)施設内および客室等の換気

 一定時間ごとの換気を徹底。換気扇でも可(空調機の場合は外気導入に設定)。

 (9)体に触れない「デジタル化」の推進

 キャッシュレス決済や宿泊カードのオンライン化等の非接触システムの導入に挑戦。

 (10)心に触れる「新しい“おもてなし”様式」の研究

 人と人との交流の根幹が脅かされている今、コロナ時代に相応しい「おもてなし」の在り方も課題となります。ソーシャルディスタンスによって、必要以上に人と人との距離をとらなければならない状況下で「心」まで離れることがあってはなりません。それぞれが、それぞれの立場で、今まで以上に心に触れる“おもてなし”のあり方を研究して参りましょう。

「つちゆKEEP」認定証

 
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