山形県が着型旅行商品プランコンテスト


着地型プランの発表

着地型プランの発表

 山形県主催の着地型旅行商品プランコンテストの発表会が2月23日、山形市の山形県庁で開かれ、県内市町村の観光協会やNPO法人など29組織が企画、応募した日帰りツアーや宿泊プラン56プランをプレゼンテーション形式で旅行会社関係者に直接アピールした。工夫をこらした発表に対し、審査員からは「安全性は」「通年設定できるのか」など、ビジネス化を意識したコメントやアドバイスがあった。発表会では旅行商品としての完成度を競う投票も行われた。

 「地元が企画する『山形の旅』コンテスト」は今年度初めて実施。地元観光協会などに旅行商品づくりのポイントなどを学んだり、旅行会社とのつながりをつくってもらったりするのが狙い。

 発表時間は1企画約3分と短かったが、地元の魅力にあふれたプランを紹介する絶好の機会を生かそうと、各発表者は熱のこもったプレゼンテーションを行った。これに対し審査員を務めた地元旅行会社社員らは、今後の旅行商品づくりに生かしてもらおうと、価格設定や企画内容について辛口のコメントを投げかけ、企画者らに旅行商品づくりのポイントを指南した。

 このほか発表会では、審査員と発表を傍聴した県内外の旅行会社関係者約30人による、企画内容や商品化のための条件が整っているかについての投票も実施。1位には同県羽黒町観光協会企画の「一生に一度の『出羽三山詣で』」が選ばれた。2位以下は、「紅花の里しらたかでとことん『花摘み猫の手隊』」(白鷹町観光協会)、「地元の専門家が案内する幻想の森と最上川歴史文化街道の旅」(草薙温泉組合)、「東北最古の塔 国宝五重塔と山伏の修験の道を歩く」(羽黒町観光協会)、「もがみ流森林体験」(最上町観光協会)──など。

 10位以内に入ったプランは現在、同県の観光サイト「やまがたへの旅」で発表されているが、すべての発表会参加企画が同サイトで順次紹介される。県では投票順位にかかわらず、出品プランの旅行商品化の検討を各旅行会社に積極的に依頼していく考えだ。

 同県では今年度、発表会に先立ち旅行商品の研修会を行うなど地元事業者らによる着地型旅行事業を後押ししている。県観光振興課の奥村聡子氏は、「発表会でのアドバイスなどから、参加者らは旅行商品造成のポイントが分かってきたのではないか」と一定の成果が出つつあることを指摘する。今後、コンテスト事業の継続に加え、着地型旅行をビジネスとして成立させられるような商品流通の方法の検討などを県主導で進める考えだ。

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