山形県は6日、東京・銀座で準備中の新しいアンテナショップを4月30日にオープンすると発表した。新ショップの名称は「おいしい山形プラザ」。物販コーナーや情報コーナーのほか、同県産品を利用したレストランも設ける。食コンテンツを中心に、同県の魅力をこれまで以上にアピールしていきたい考えだ。
昨年8月まで東京・虎ノ門にあったアンテナショップを機能強化する形で移転、オープンする。 観光情報や移住情報の提供のほか、同県を代表する「芋煮」「玉こんにゃく」などの郷土料理の提供や県産食材を利用した調理レシピの紹介を積極的に行い、県産品の普及、利用拡大に注力する。
また同ショップを拠点とした会員組織「山形ファンクラブ(仮称)」を創設。会員を対象にした飲食スペースでの食イベントや地元の味を楽しめる同県へのツアーなども実施し、直接同県に親しんでくれる人を増やす取り組みを進める予定だ。
併設するレストランは、地産地消イタリアンレストランとして人気の「アル・ケッチァーノ」(同県鶴岡市)の奥田政行シェフがプロデュース。名称は、同県庄内地方の方言で「山形産ですよね」を意味する「ヤマガタサンダンデロ」に決まった。