山形県、食体験を観光資源に。官民一体でメニュー開発へ

  • 2007年6月9日

 山形県は、今年度から新たに「もがみの『食』観光推進事業」を展開する。研修会などを通して、地元農家などに地元の食材を採ったり食べたりする「食体験」への理解を深めてもらい、県と地元農家共同での観光メニュー開発につなげる。食体験を新しい観光資源として開発、定着させ、観光や地元食産業の振興を図る。

 同事業は09年度までの3カ年計画。農産物の収穫や加工体験、試食会といった現地検討会を重ねた上で、官民あげて体験型観光メニューを開発する。また、食体験観光の中心として位置づける農家レストランの開業に向けた研修会なども実施する。開発した内容は旅行業者などに積極的にPRし、バスツアーなどの旅行商品の造成につなげたい構えだ。

 8日には同事業の一環として「もがみの『食』観光推進研修会」を開く。農家レストランに興味を持つ農家の人や産直販売グループなどが対象。宮城県大崎市で体験型農家レストラン「蔵楽(くらら)」を営む佐々木重信・宮城県農漁家レストラン連絡会会長から、実体験に基づく講話が行われるほか、実際に最上地方での体験型バスツアーを造成している、山形交通の庄司昌吉仙台観光営業所所長から、体験型観光の実態や魅力について講演が行われる。農家レストランの経営者や旅行業者の話から、地元での食体験観光に関する興味を深めてもらうきっかけづくりを狙う。

 最上総合支庁商工労働観光課の斎藤晴澄氏は「今ある資源を生かした新しい観光の『芽』を探すことが重要だ。その1つが『食』体験。その土地の農産物や郷土料理も観光資源といえる。今回の取り組みが地域観光だけでなく地元の食産業の振興にもつながれば」と同事業への意欲を見せる。

 山形県最上総合支庁ではこれまでも、地元の旅行業者などとタイアップし、週末体験観光バス「ぐるっと最上号」など、独自の観光プランを企画、実施している。

 
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