幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン(山口DC)のオープニングイベントが2日、新山口駅などで開催された。新山口駅南北自由通路に特設ステージが設けられ、くす玉開花などのセレモニーが行われた。村岡嗣政・山口県知事や伊勢正文・JR西日本執行役員広島支社長、松村孝明・山口県観光連盟会長らが出席した。
次いで新大阪駅発「山口DCオープニング記念号」の出迎えを村岡知事をはじめ、地元観光関係者らが、新幹線改札内外コンコースなどで行った。
多くの観光客を集めたのがSL「やまぐち」号の新製客車の出発式。村岡知事が出発の合図を行った。またSL「やまぐち」号の旧型レトロ客車さよなら式典も催された。
11月の復活運転を前に、D51形蒸気機関車(デゴイチ)特別展示をSLの着・発時間に合わせて行った。
新山口駅南北自由通路では、地元市町などが自慢の逸品を販売、提供する「駅マルシェ」を営業。
特設ステージでは、ご当地ソングの女王として知られる歌手の水森かおりさんのミニステージを実施。水森さんは「山口ふるさと大使」の委嘱を受けた。ミニステージでは水森さんが関門海峡をテーマにした新曲を披露した。
新山口駅には山口DCオープニング記念号などの貸し切り列車で約千人が訪れた。午前中の駅イベントには約3千人が集まった。
村岡知事は「新山口駅に過去最大の人が訪れたのではないか。山口DCの成果を来年以降につなげたい」と話した。
山口DCの開催は12月31日まで。