山口で「地域伝統芸能全国大会」 第30回の節目、最後の開催


高円宮妃久子さま(右)も出席された表彰式

約30の団体が踊り舞を披露

 全国の伝統芸能団体が一堂に会する「日本の祭りinやまぐち2022」(地域伝統芸能全国大会「地域伝統芸能による豊かなまちづくり大会やまぐち」)が8、9の両日、山口市のKDDI維新ホールを主会場に開かれた。海外も含めて約30の団体などが集まり、各地に伝わる伝統芸能を披露した。同大会は今回第30回の節目を迎えたこともあり、最後の開催となる。

 主催は同実行委員会と山口県、山口市、一般財団法人地域伝統芸能活用センター(中村徹会長)。主催者を代表してあいさつした同センターの中村会長は「全国大会はこれまで毎年開催してきたが、2020年、21年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となった。今年は3年ぶりの開催で、山口大会は記念すべき第30回の節目となる。センターとしては30年を区切りとして、今回の開催を最後とする」と述べた。

 その上で「山口県は室町時代に花開いた大内文化を現在にまで継承し、明治維新に始まる新しい文化も取り入れ、開花させた地である。全県挙げて保存・継承に尽力されており、最後の大会がこの地で開催されることは誠に意義深い」と強調した。

 来賓の村岡嗣政知事は「伝統芸能は地域の愛着や誇りを育む上で欠かせないもの。次世代に継承することで地域活性化、交流人口の拡大につなげたい」と意欲を示した。

 伊藤和貴市長は「最後の大会が市で開催されることに喜びを感じる一方、しっかりと成し遂げなければという重責も感じている。伝統芸能は地域の宝であり、誇り、愛着をもたらす重要な地域資源でもある。さらなる振興、継承、発展につなげていきたい」と話した。

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