
あいさつする和田会長
山代温泉観光協会は6月29日、令和5年度通常総会を瑠璃光(石川県加賀市)で開催した。開会あいさつで和田守弘会長は「本年度は観光協会の法人化を目指しており、地域を代表する団体として責任のある経済振興の諸事業を精力的に実施していきたい。現在、山代では『あいうえおの郷構想』を掲げ、実現を目指している。北陸新幹線敦賀延伸・加賀温泉駅開業もあと9カ月と迫り、金沢開業以上の効果が出るよう頑張りたい」と話した。
総会では「山代温泉中期ビジョン計画2023―2030」が発表された。「山代ならではの価値を見つめなおし、磨きなおし、魅力をつける」がコンセプトで、地元の共通認識になることを目指す。
まちづくりの計画としては(1)交通アクセス(公共交通システム改善やMaaSの利活用等を進める)(2)飲食・買物・宿泊(飲食店との連携やはづちを楽堂のさらなる活用、空き家の再生・活用)(3)景観・散策(萬松園公園の整備や温泉通り、女生水商店街、湯の曲輪周辺の景観まちづくり)(4)総湯・古総湯の魅力向上に向けた連携・協力、移住の促進(5)日本語の発展に貢献した明覚上人の功績を学ぶイベントや「あいうえおの郷」としての各種取り組み(6)九谷焼関連施設との協力、連携強化(7)祭り・イベントの開催(8)情報発信―などを行う。
あいさつする和田会長