小田急電鉄はこのほど、小田急線新宿駅、新百合ヶ丘駅、海老名駅でベビーカーシェアリングサービス「Share Buggy」の本格導入を始めた。必要な時だけ借りられるサービスで外出をサポートし、子育てしやすい沿線を作る。
Share Buggyは、ベビー用品レンタル、販売サービスを運営するBabydoor(東京都豊島区)が提供するシェアサービスで、同社は今年5月の都心の新宿駅を皮切りに、郊外の新百合ヶ丘駅、海老名駅で実証運用をしていた。3駅ともに子連れ客から好評だったことから本設置に至った。
サービスは事前予約が不要で、駅改札口付近に設置するベビーカー借用、返却用の「専用ポート」でアプリの操作により1時間220円からクレジットカード決済で利用できる。専用ポート数は、新宿駅が3台、新百合ヶ丘駅が3台、海老名駅が5台。
「21年11月には『子育て応援ポリシー』を策定している。乗車前後にベビーカーのレンタルを可能にして外出の時の負担軽減を目指す」と同社。