石川県小松市（宮橋勝栄市長）は11月16日、東京都中央区の「ゴディバカフェ日本橋」で、首都圏メディアに向けたプレスミーティングを開いた。北陸新幹線の小松駅開業（来年3月16日）で盛り上がる市の観光魅力などをＰＲした。
同市とベルギー・ビルボールド市は来年、姉妹都市提携50周年を迎える。ゴディバはベルギー発祥の高級チョコレート菓子で、宮橋市長＝写真＝は「ベルギーやゴディバとの親和性を深めていきたい」と述べ、ゴディバと連携して商品開発に取り組む考えを示した。
商品開発にあたっては、市内の旅館や料理店などの若女将でつくる「こまつ小珠（こたま）の和」が協力。代表の梶あい子さん（日本料理梶助）は「小松の料亭文化の発信にもつなげたい」と力を込めた。
東京からＪＲ小松駅までは従来3時間かかっていたが、新幹線開業で「かがやき」を利用すれば20分ほど短縮される。「小松駅から小松空港までは車で10分と近く、アクセスの良さが売りだ」と宮橋市長。
開業に合わせ、小松駅と小松空港間（4.4キロ）に自動運転バスを導入する。24年度は運転手が乗車し、状況に応じて手動運転に切り替える「レベル2」で走り、25年度以降は一定の条件下で運転手なしで走る「レベル4」を目指す。
小松駅には9月中旬に市観光交流センター「Ｋｏｍａｔｓｕ九（コマツナイン）」がオープン。テーマは「待ち合わせ、鉢合わせ、巡り合わせ」で、カフェやショップ、コワーキングスペース、観光案内所、ギャラリー・イベントエリアを備えたヒト・モノ・情報の交流拠点。駅周辺のにぎわいづくりが期待されている。
