総務省はこのほど、サービス産業動向調査の5月分速報を公表した。同月の宿泊業(旅館・ホテル、簡易宿所、下宿業)の売上高は前年同月比80.5%減の953億3500万円と、4カ月連続で減少した。サービス産業全体は同22.9%減の23兆5416億5600万円と、4カ月連続で減少した。
ほかの業種を見ると、娯楽業が57.0%減の1兆779億2600万円。飲食店が57.1%減の7425億7500万円。道路旅客運送業が60.1%減の1083億3300万円。
9の産業大分類別では、「宿泊業、飲食サービス業」(59.0%減)、「生活関連サービス業、娯楽業」(55.2%減)、「教育、学習支援業」(47.4%減)など、全産業が減少した。
5月のサービス産業の事業従事者数は、宿泊業が同11.6%減の63万9900人と、3カ月連続で減少した。サービス産業全体は同2.7%減の2936万4200人と、2カ月連続で3千万人を下回った。
ほかの業種を見ると、娯楽業が5.6%減の88万7300人。飲食店が10.1%減の383万900人。道路旅客運送業が0.2%増の51万9200人。