総務省はこのほど、サービス産業動向調査の昨年12月分速報を公表した。同月の宿泊業の売上高は前年同月比1.6%減の4478億9700万円と、3カ月連続で減少した。サービス産業全体は同1.5%増の33兆8207億3900万円と、26カ月連続で増加した。
ほかの産業を見ると、飲食店が同0.5%増の1兆8499億5700万円。娯楽業が同1.0%減の2兆8773億5100万円。道路旅客運送業が同3.2%減の2968億1700万円。
9の産業大分類別では、「宿泊業、飲食サービス業」と「生活関連サービス業、娯楽業」の2産業が減少。「情報通信業」「運輸業、郵便業」などの6産業が増加。「医療、福祉」が横ばいだった。このうち「宿泊、飲食」は同0.2%減の2兆5231億9100万円。
宿泊業の従事者 3ヵ月連続減少
同月のサービス産業の事業従事者数は、宿泊業が75万1100人で、前年同月比2.1%減と、3カ月連続で減少した。サービス産業全体は3073万8500人で、同0.3%増加した。
9の産業大分類別では、「宿泊業、飲食サービス業」など4産業が減少。「生活関連サービス業、娯楽業」など5業種が増加した。