奈良市によると、2023年1年間に市を訪れた観光客は前年比31.3%増の約1220万人となり、新型コロナ禍前の2019年と比べ、7割程度まで回復した。また、宿泊客は19年を1万人ほど上回り、約175万人だった。「いまなら。キャンペーン2023」の実施が増加要因の一つとみられる。
京都と並び、修学旅行の目的地とされる同市だが、昨年は同32.1%増の77万人が訪れた。うち、宿泊は9万2千人で、ほぼ前年並みだった。関東の割合が最も多く、47.8%を占め、次いで中部の27.6%、近畿の5.7%。
なお、23年の宿泊施設数は153軒(前年143軒)、客室数は5316室(同5261室)となっている。
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