
大阪観光局はこのほど、大阪府池田市、東大阪市を舞台にしたオーディオガイドを公開した。旅行者の手元に残るアイテムなどを組み合わせた体験コンテンツも展開。大阪市中心部に集中する訪日観光客を中心とした観光客の、郊外エリアへの周遊観光を促す取り組みとして展開していきたい考えだ。
大阪観光局では昨年1月に大阪府全域への周遊観光を促進するための地域観光情報サイト「しっとんか大阪」(https://osaka-info.jp/local_journry/)を開設。この中で、「オーディオタイムトラベル」として、堺市のオーディオガイドコンテンツなどを紹介してきた。
今回新たに公開したのは、池田市では「ことはじめ」、東大阪市では「生駒山のふもとは、なぜ信仰のまち、占いのまちになったのか」をそれぞれテーマにしたコンテンツ。
このうち池田市ではインスタントラーメンを発明した安藤百福、阪急電鉄の創業者である小林一三など、新たな観光や産業を生み出した偉人にゆかりが深いことに着目。偉人ゆかりの地を紹介するオーディオガイドスポットを設定した。
併せて、ことはじめの決意や意図を、糸に託して願いを込めてもらおうと、糸とデザイン性の高いカラフルな願掛けアイテムを組み合わせたアイテムをカップヌードルミュージアム大阪池田や呉服座(池田市)、同市観光案内所などで800円で販売。市内の各スポットをオーディオガイドを聞いて巡ってもらい、最後に訪れる池田城で自分の決意を込めて糸を結んで帰ってもらえるようにする。
東大阪では、オーディオスポットである瓢箪山稲荷神社などの音を収録した「音のお札」を800円で購入できるようにする。
いずれも「ON THE TRIP」プラットフォームを通じて提供。現地に設置された案内ポスターや同観光局の公式ウェブサイトからダウンロードできる。