埼玉県物産観光協会、インスタグラム活用で地域の観光資源を発信


会場の様子

 埼玉県物産観光協会は11月12日、埼玉県の観光政策の共有や意見交換などを行う「彩の国DMOタウンミーティング」を同県の川越市役所で開催した。タウンミーティングには、川越市内の観光施設、旅行会社など約30人が参加した。着地型観光の現状や今後の取り組みの共有、SNSを活用したフィールドワークを実施し、地域の事業者との交流、連携を図った。

 タウンミーティングは、2016年度から始まったDMOの活動の一環として、「着地型観光の充実」「県民による情報発信」をテーマに、県内六つのエリアで実施。タウンミーティングを通じ、地域、事業者との連携強化やコンテンツツーリズムの促進、着地型観光プログラムの推進に取り組む。

 第1部は、じゃらんリサーチセンターの本多良恵エリアプロデューサーが「着地型観光の現状と今後の取り組みについて」をテーマに、着地型観光マーケットの現状や売れている商品の傾向などを同社のデータを基に紹介。県内の体験プログラムの参加者は県内からの申し込みが多いというデータを披露した。また、商品を数多く造成し、流通させることが重要だと説いた。

 第2部では「埼玉県民EYE’S大作戦(仮称)」キックオフと題して、各地域から観光の魅力を発信する「県民発の情報発信」を提案した。フィールドワークの時間を設け、町で目を引くグルメや観光スポットを撮影し、インスタグラムへの投稿などを行った。また、参加者全員で投稿画面を見ながら、地域の魅力を意見交換した。講師を務めたマサカノの吉田法仁氏は「SNSが今は最大の発信手段。地域の人が日頃見ている何気ない風景の投稿が観光の目玉になることは多々ある。地元の人が自信を持って良いと思ったものを発信してほしい」と呼び掛けた。

 同協会の齊藤哲也DMO戦略本部地域プロデューサーは「埼玉県は730万人もの人がいる人材の宝庫。川越など歴史、文化が楽しめる地域資源もたくさんある。交流人口を増やし、県の活性化へとつなげたい」と述べた。


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