
観光庁は、着地型旅行商品などの企画、販売を担う地域限定旅行業者が選任する「地域限定旅行業務取扱管理者」の2022年度試験を9月4日に行う。受験願書の受付期間は7月15日まで。
試験科目は、法令、約款、国内旅行実務の3科目。航空運送に係る運送約款と利用料金、国内地理などは出題範囲から除外。出題の根拠となる法令、約款などは22年6月1日現在で施行・有効なものとする。
試験の会場は、神奈川大学・横浜キャンパス(横浜市)、関西学院大学・西宮上ケ原キャンパス(兵庫県西宮市)。合格発表は10月26日の予定。
受験の詳細は、観光庁のホームページ(https://www.mlit.go.jp/kankocho/page06_000149.html)に掲載されている。
地域の観光資源を生かした地域限定旅行商品の企画、販売に関しては、18年1月の旅行業法の改正に伴い、制度が緩和された。地域限定旅行業者の営業所に選任が必要な旅行業務取扱管理者は、従来は「総合旅行業務取扱管理者」または「国内旅行業務取扱管理者」だったが、地域限定旅行業務取扱管理者の資格が創設された。