
あいさつする安田会長(国際観光日本レストラン協会の総会)
「親子食味会」など再開へ
国際観光日本レストラン協会(JRA、安田眞一会長、約160会員)は18日、東京ビッグサイトで通常総会を開き、2021年(1~12月)の事業計画・予算案などを審議、了承した。
前回は新型コロナウイルスの影響で書面総会だった。今回は感染防止のため人数を絞ったものの、全国から約20人が出席。検温や、フェースシールドを全員に配るなど、感染防止対策に力を入れた。
冒頭あいさつした安田会長は、東京・築地の日本料理店「つきぢ田村」の3代目で、NHK「きょうの料理」などでも活躍した日本料理人の田村隆さんの急逝(昨年12月22日、63歳)に触れ、「一番のショックだった」と述べ、冥福を祈った。
協会を取り巻く環境は「依然として厳しい」との認識を示しながらも、ワクチンの接種など明るい話題もあるとして、Go Toトラベル事業の早期再開に期待を寄せた。また、協会の今後については「コロナ禍が終息すれば、新しい試みに取り組みたい」と意欲を示した。
21年は、(1)新会員増強のため、魅力ある協会のあるべき姿の創出を検討(2)ガストロノミーツーリズムの推進(3)刷新したホームページの有効活用(4)職員就業規則改定委員会の設置―などに取り組む。昨年中止となった、次代を担う子どもを対象にした「親子食味学習会」を再開する。
総会終了後、功労者会長表彰や永年勤続従業員会長表彰を実施。功労者会長表彰は福田家の福田貴之、西陣魚新の寺田紳一、博多廊の麻生宏の各氏が受賞した。
あいさつする安田会長(国際観光日本レストラン協会の総会)