![](https://i2.wp.com/www.kankokeizai.com/wp-content/uploads/431510.AFP02-1.jpg?resize=320%2C320&ssl=1)
元陸上選手の為末さんが講演した
国際観光施設協会(鈴木裕会長)は6日、東京都内で講演会と忘年交歓会を開いた。会員ら約200人が出席、親睦を深めた。
講演会では元陸上選手の為末大さんが「Beyond2020~スポーツの将来と国際ツーリズム」をテーマに、競技に臨むアスリートの心境やスポーツの世界的なトレンドなどについて、持論を展開。
例えば、東京五輪でサーフィンなど新しい種目が追加された背景にはスポーツ観戦者の高齢化があると指摘、「若者に人気のスポーツを入れることで裾野を広げている」などと述べた。
また、忘年交歓会の冒頭あいさつした鈴木会長は、来年春の国際ホテル・レストラン・ショーについて、AI(人工知能)を使った自動搬送機と電動車いすを出展する考えを明らかにした。
自動搬送機は料理場からパントリーまで、AI技術を駆使し自動で料理を運ぶもので「デモンストレーションを行う」という。また、「バリアフリー客室を造るには大きな部屋が必要でお金もかかるが、発想を逆転し、一般的な客室に入れる車いす(ウルトラ電動車いす)を開発している」とした。
来賓として観光庁の鈴木貴典観光産業課長、日本旅館協会の北原茂樹会長が出席。北原会長は、「観光立国をけん引していくうえで、旅館・ホテル業界は進化し続けなければならない。世界の宿泊産業をリードするハード・ソフトを担うのが施設協会であり、特にハードについては力を貸してほしい」とエールを送り、乾杯の音頭をとった。
交歓会ではサックス・フルート奏者の小林香織さんが演奏で場を盛り上げた。
元陸上選手の為末さんが講演した