国際観光施設協会(鈴木裕会長)は5日、東京ビッグサイトで16日から始まる「国際ホテル・レストラン・ショー」の出展概要を明らかにした。「ウィズコロナ時代のニューノーマル」を総合テーマに、6チームが進行中のニューノーマル(新常態)に関する研究成果などを発表する。
今回は研究会や分科会などの枠を越えて「ワーケーション」「フェーズフリー」「町じゅう旅館・ホテル」「ウィズコロナ時代の設備」「ウィズコロナ時代の建築」「ウィズコロナ時代のインテリア」―の6チームを編成。
ホテレス実行委員会の浅野一行委員長(スターツ総合研究所)は「有効な換気方法や非接触の技術に始まり、旅館・ホテルによる新たな宿泊ニーズの創造まで、ウィズコロナ時代を生き抜くためのハードについてさまざまな視点から提案、紹介する」と話す。
旅館観光地分科会は宿泊施設がITプラットフォームを用いて地域の食事処や観光情報を宿泊者に提供する「コンシェルジュ機能」を担う方策について研究しているが、町じゅう旅館・ホテルでは東京・浅草の行燈旅館で行った実証実験の映像やIT・Iot・AI技術を紹介する。
これまでのパネル展示を変更し、大型ディスプレーを使った映像による展示を中心に展開。また、ホスピタリティデザインセミナーは12枠を主催。17日には鈴木会長のあいさつと涌井史郎副会長の基調講演を予定している。